
mowlコラム-M派生モデル
mowl-M派生モデル
mowlフラッグシップモデル"M"は、ブランドを象徴する存在としてmowl®︎創立初期から歴史を共に歩み、多くのユーザーに愛されてきました。
そしてその"M"を起点に、素材・構造・デザインの解釈を変えながら生まれてきたのが、数々の派生モデルです。
本記事では、Mシリーズの派生モデルを年代順に振り返りながら、それぞれの背景や特徴、当時の空気感も含めてまとめました。
M+

Diameter(直径) : 55.5 mm
Width(横幅) : 42.5 mm
Weight (重量): 66.9 grams
2018年
《8月》
mowlフラッグシップモデル「M (1st)」をベースに「Mをバイメタルにしよう」というアイデアから"M+"の開発がスタートしました。
M+は、インナーリムとミッドシップウェイトをそれぞれ1枚ずつ搭載した、珍しい構造を特徴とするバイメタルモデルです。
ステンレスリムの搭載によってこれまでにない回転性能を成立させながら、モノメタル特有の心地よさを残す、という一見相反する要素を両立させることが、M+のコンセプトとなりました。

M+ OWL Logo (Orange / Blue Rim) (Dark Green / Blue Rim)
メインのアイコンとなるアートワークはMを踏襲しつつ、フクロウを囲む円にはM+の「+」を組み込んだデザインが採用され、初期カラーは、Orange / Blue RimとDark Green / Blue Rimの2色で展開されました。
この初期カラーは、今なおアイコニックなM+のOGカラーとして多くの方に愛されています。

M+ Circle Logo (Orange / Blue Rim)(Dark Green / Blue Rim)
さらにOwl Logoと同時に発売された、M+ Circle Logoは、外周のステンレスリム部分のみに刻印が入る仕様で、mowl初期のモデルによく見られた象徴的なデザインのひとつでした。

ミニマルながらも全体のまとまりが良く、刻印はゴールドに近い色合いの洗練された仕上がりで、当時の彫刻カラーとしては新鮮味のあるカラー展開でした。現在では入手機会も少なく、レアなモデルのひとつとして知られています。
2018年
《11月》
煌びやかなパープルリムを搭載した、レーザー刻印をあえて入れない「No Logo」シリーズの記念すべき第一弾モデルが、M+にて初登場。

M+ No Logo (Gray / Purple Rim) (Pink / Purple Rim)
さらに、チェコの首都プラハに店舗を構えるヨーヨーショップSLUSNYの限定Editionが同色展開されました。

M+ SLUSNY Edition (Gray / Purple Rim)(Pink / Purple Rim)
チェコの国章であるライオンの頭部にmowlのフクロウを融合し、尻尾のアルファベットをSLUSNYの頭文字の”S”に変更した象徴的なデザインとなります。
ヨーヨーの側面にプラハの街並みがレーザー刻印された限定仕様で、現在まで続くSLUSNY Editionシリーズの初期ラインを象徴するモデルです。

M+ (Gray / Purple Rim)(Pink / Purple Rim)
同月、M+のRegular Logoが刻印された通常盤を公開。
そして2018年11月23日〜25日に開催された、国内外の著名プレイヤーが集うイベント 「44CLASH」 の限定仕様も発売されました。

M+ 44CLASH Edition(Gray/Purple Rim) (Pink/Purple Rim)
44CLASH Editionのデザインモチーフは、『記紀』の神武天皇東征譚に登場する伝説の鳥「ヤタガラス」。44CLASH限定の特別デザインとして落とし込まれています。
限定ロゴが映える、イベント仕様ならではの特別感あふれる仕上がりとなりました。
2021年
《6月》

M+ (Dark Green / Matt Gold Rim)(Gold / Matt Gold Rim)(Gray / Matt Black Rim )(Blue / Polished Blue Rim)
2018年の発売以降、約3年ぶりにM+が帰ってきました。
この頃からステンレスリムへのブラスト加工が可能となり、Matt Rim(3型)とPolished Rim(1型)が一気に登場します。

Matt Rimの搭載により、M+の強みでもある心地よいフィーリングがさらに引き立ち、より印象的な使用感へと進化しました。
1つひとつが洗練された色味で構成されており、どのカラーも目を惹く仕上がりとなっています。
2022年
《1月》

M+ SLUSNY Edition (Triple Black)(Zipang)
翌年1月には、2018年にリリースされた SLUSNY Edition に、mowlプロダクトの中でも屈指の人気カラー Triple Black と Zipang が新たに登場しました。
Triple Black は、ボディからリムに至るまで黒で統一されたミニマルな佇まいが魅力。素材や仕上げの違いによって生まれる黒のコントラストが際立ち、角度によって表情を変える深みのある仕上がりです。
一方の Zipang は、品のある煌びやかな配色と、重厚感のある雰囲気が特徴。手に取った瞬間から特別なモデルであることが伝わってきます。

M+ (Triple Black)(Zipang)(Black/Polished Blue rim)
4年にわたり販売を続けてきたM+も、この新色展開が最終ロットとなりました。
本ロットでは、SLUSNY Editionで採用された人気カラー Triple Black と Zipang に加え、M+最終プロトタイプで採用された Black / Polished Blue Rim もラインナップ。

M+の歴史を象徴する配色であり、ラストにふさわしいカラー選定となりました。
さらにこの最終ロットの購入特典として、M+のアートワークを背面にプリントした限定Tシャツがプレゼントされました。
M+の締めくくりを記念する特典として、当時を知る方にとっても印象深いキャンペーンとなりました。

mowl®︎黎明期のバイメタルラインを支えた名機、M+のラストラン。
ひとつの時代を締めくくる、特別なロットとなりました。
M-PCS

Diameter(直径) : 55.5 mm
Width(横幅) : 43 mm
Weight (重量): 64.9±0.5 grams
2024年
《6月》

M-PCS 8th Anniversary Edition
mowl®フラッグシップモデル“M”シリーズ派生機種、“M-PCS”が初登場。
プラスチック樹脂ボディに金属リムウエイトを組み合わせた、業界では「金リム」と呼ばれるモデルです。
構想段階から長い時間をかけて開発を進め、発売までの間に多くの国内外のプレイヤーにプロトタイプを試して頂き、高い評価を得て製品化されました。

ポリカーボネートボディならではの爽快なフィーリングに、ステンレスリムを搭載。
リムとボディのバランスを緻密に突き詰めた、mowlらしいプロダクトが新たに仲間入りしました。
初回のアートワークには、mowl®︎創立8周年記念として気球で「8」の文字を表現したポップで親しみやすい限定デザインを採用。
さらに当モデルは、mowl®︎自社で研究した特殊な技法を用い、髪の毛よりも細い彫刻線で1点1点丁寧に全のパーツに時間をかけて黒の刻印が施された、mowl®︎ものづくりのこだわりを感じる一作となっております。
《8月》

《11月》

M-PCS Regular Logo (Clear / Polished Silver Rim )
2024年11月、mowl ®初の実店舗「mowl Osaka」をオープン。
mowl Osaka オープン記念プロダクトの1つとして、M-PCSのRegular Logoがお披露目されました。
細身のステンレスリムと大きめのハブ形状を活かし、複雑な構成でありながらも「まとまり」と「インパクト」を両立。mowl®︎フラッグシップモデルに欠かせない立体美をクリアしたバランスの取れたデザインに仕上がりました。
2025年
《2月》
"M-PCS" LA Edition For Charity
2025年1月7日にロサンゼルス郊外で発生した火災への復興支援として M-PCS LA Editionの予約販売を行いました。
クリアボディ越しにロサンゼルスの美しいスカイラインが透けて見え、フェイス面に彫刻されたロサンゼルスのランドマークが立体的に浮かび上がるデザインとなっています。
カラーは、ロサンゼルスを代表するスポーツチームから着想を得た Ballpark(Clear / Blue Rim) と Buzzer Beater(Orange / Purple Rim) の2色を展開しました。

Buzzer Beater(Orange / Purple Rim)


Plastic M

Diameter(直径) : 58.6 mm
Width(横幅) : 47.2 mm
Weight (重量): 66.7 grams
2025年
《6月》
2023年6月、LuftVerkオーナーのJeffrey氏が1年間大阪に移住したことをきっかけに、定期的にmowl®︎代表の奥山との親睦を深める中で、
「mowlのフラッグシップモデル“M”を、Plastic Fulviaと同じ構造で再構築したら面白いんじゃないか」
というアイデアが生まれ、本モデルの開発がスタートしました。

通常のプラスチックヨーヨーが金型のみで量産されるのに対し、Plastic Mは金属ナットを埋め込んだポリカーボネート素材をCNC旋盤で高精度に削り出して製造。
これにより、一般的なプラスチックモデルとは一線を画す安定感と精度を実現しています。

サイズ感はプラスチック素材を活かす為、直径・横幅共にMより大幅にサイズアップしており、ストリングヒットの成功率を格段に高めています。
今までのMの系譜の中でも最大のサイズ感となっています。

Plastic M(White)
2025JNにて、初回限定モデルの先行販売を開始。
LuftVerkのミニマルなデザイン提案に敬意を込めて、mowl®︎プロダクトとしては非常に珍しい文字のみのシンプルなデザイン提案となりました。

さらに66個限定で発売された初回限定Editionには、1番から66番までのシリアルナンバーを刻印。
すべてに固有番号が与えられ、1点ごとに異なる価値を持つ特別な個体となっています。

ベアリングシートにはレーザー刻印ではなく、モールド成形によって「LUFTVERK」の文字が刻印されており、この部分も普段のmowl®︎プロダクトには見られない珍しい加工表現となっております。
2025年
《11月》

M Plastic(Green/White/Black/Red/T-blue/Orange/Yellow/Blue/Pink)
2025年11月、mowl Osaka 1周年の節目に、Plastic Mの新色9色+限定エディション1色をリリース。
さらに本ロットからは、mowlフラッグシップモデル"M"のアートワークを受け継いだ “Owl Logo”が新たに採用されました。

迫力線がウォール(内周)に沿って刻印されており、奥行きを強調するアートワークによって、全体をより立体的に演出。
プラスチックモデルでありながら、細部にまでこだわった仕上がりとなっています。

Plastic M mowl Osaka 1st Anniversary Edition / White
同時発売されたmowl Osaka 1st Anniversary Editionは、ランダムに積み上げられたキューブで構成された"1"の数字の中に、"mowl Osaka"の文字やmowl Osakaのフクロウロゴが隠れています。
ぱっと見では気づかないのに、ふとした瞬間に浮かび上がる——そんな遊び心が、このモデルをより特別な存在にしています。

サイドフェイスには大阪のスカイラインを彫刻し、繊細に描かれた大阪のシンボルが映える、mowl Osakaの周年を彩る美しいデザインとなりました。
《Luftverkについて》

Jeffery Pangがオーナーを務めるカナダを拠点に活動をするヨーヨーブランド。
精密なものづくりへの強いこだわりを持ち、2016年代に加工が難しいとされヨーヨー業界では一般的ではなかったチタン素材での製作に挑み続けてきました。
以降、技術と感性を融合させたハイクオリティなヨーヨーを次々と発表。
CLYWとのコラボレーションモデルでも話題を呼び、世界中のプレイヤーやコレクターから注目を集めています。
現在も射出成形されたポリカーボネイトを高精度な旋盤で削りだしてヨーヨーを製作するなど様々なチャレンジを行っています。
Luftverkの公式ブログでもPlastic Mについての記事が公開されていますのでぜひご覧ください。
M Ti
Diameter(直径) : 55.8 mm
Width(横幅) : 43.6 mm
Weight (重量): 65.3 grams
2021年
《10月》

M Ti (Prototype)
愛知県名古屋市のヨーヨーショップ Nest で開催されたmowl®︎ Pop Up Storeにて、ゲリラ的に当時開発中だったM Ti プロトタイプを販売。
開発当初は、6061 Mの最初期版のフィーリングをチタンで表現をする、というコンセプトでしたが、「フィーリングは良いが重い」という意見が多く、2ndプロトタイプを制作することが決定しました。
プロトタイプ版は製品版と比較すると、ずっしりとした重厚感のあるフィーリングが特徴的です。安定感やフィーリングに関しては特に不満はなかった一方で、フィーリングが想定よりも重くなってしまったため、ここから改良を重ねていきました。
限定数量での販売だったため、現在では希少なモデルのひとつです。
2024年
《11月》

M Ti (Raw / Gold Engrave)
開発から約3年の歳月を経てM Tiが完成し、2024年11月のmowl OsakaのOPENと同時に製品版の販売を開始しました。
2ndプロトタイプの制作段階で、M Tiの開発コンセプトを大きく変更。
設計も1stプロトタイプからの改修ではなく、ゼロベースで新たに設計し直しています。
「現時点で作れる最高のMを作ろう」このコンセプトを再設定し、M Tiの開発は再スタートしました。
1stプロトタイプからの最も大きな変更点は、Hプロファイルのフォルムを保ちながらも、ストレートHプロファイルのような爽快感とパワーを体感できる設計へ移行したことです。
より俊敏に反応し、より滑らかに動く。史上最高のMが、ここに完成しました。

白の繊細なラインを縁取るゴールドの刻印が、,無垢のチタンならではの質感を持つボディと美しく調和します。静かな佇まいと、ひときわ上質な高級感が演出されています。
2025年
《1月》

M Ti Gold (Black / Blue Engrave)
2025年の初売りにて、華やかなゴールドのカラーチタンボディに、独自の彫刻技術を用いて2色のカラーロゴを施したM Tiが登場しました。
カラーチタンの艶やかな表情に、2色のロゴが美しく映える仕上がり。
mowlの最高級ラインにふさわしい、こちらも上質で高級感あふれるモデルとなっています。
《4月》

M Ti Jet Black
同年、日本のヨーヨーの日である4月4日に、新色 Jet Black がラインナップに加わりました。
このJet Blackは、チタンボディに耐久性の高い特殊コーティングを施して着色。
深く澄んだ“漆黒”が、光を抑えた静かな艶とともに浮かび上がり、控えめでありながら確かな存在感を放ちます。
《6月》

M Ti (Glacial Puls)
フラッグシップモデル最高峰の定番デザインに、透明感のあるブルーが光を受けて幻想的に輝くGlacial Pulsが登場。
角度やライティングによって色味の濃淡が移ろい、時には澄んだ氷のように、時には深い海のように表情が変化します。
冷たさと透明感を宿した、凛とした存在感を放つカラーです。

M Ti 9th Anniversary Edition (Glacial Puls)
9周年記念アートワークを纏った M Ti 9th Anniversary “Glacial Pulse は、静謐さの中に確かなエネルギーを秘めた一機です。
mowl®︎創立9周年を記念して制作された特別アートワークには、成熟したフクロウが鏡を飛び出して大きく羽ばたく姿が描かれています。

サイドフェイスにはフクロウの羽を刻印。
Surveillance Ti Lightning 以来となる、チタンモデルへのサイドフェイス刻印を採用しました。
M-Light

Diameter(直径): 55.1 mm
Width(横幅): 42.6 mm
Weight(重量): 57.3 ± 0.5 grams
Mのフォルムはそのままに、「軽さ」と「しっかり粘る操作性」を両立した超軽量モデル。
フラッグシップの系譜に連なる存在でありながら、どこか“末っ子”的な親しみやすさを持つ
実用性を備えたMシリーズの派生機種が、2026年に登場しました。
2026年
《4月》

M Lightの1st Lotとして、Dark Green、Blasted Silver、Solar Prism Fadeの3色がそれぞれRegular LogoとCircle Logoで展開されました。
アップデートや改良を続けてきたフラッグシップの"M"シリーズの中で、軽やかさと遊び心を持つ"M Light"のメインロゴには、コレまでのような鋭さや緊張感ではなく、少し肩の力を抜いたような、どこか気の抜けた表情のフクロウが描かれています。
Mシリーズを象徴する中央のサークルも通常のロゴのように整ったサークルではなく、あえて少しよれたような表情に。
細部にまで“抜け感”を持たせることで、"M Light"らしい軽快さと親しみやすさが表現されています。
mowlのフラッグシップモデル「M」は、ひとつの完成形でありながら、派生モデルという形でさまざまな解釈と進化を重ねてきました。
バイメタル構造で“相反する要素の両立”を追求したM+、PC×金属の新しいバランスを提示したM-PCS、Luftverkとのコラボレーションでプラスチックの常識を更新したPlastic M、軽やかさと遊び心を持つ M Light、そして「現時点で作れる最高のM」を体現した最高峰のM Ti、そして。
どのモデルも、狙いは違っても根底には確かな“Mらしさ”が息づいています。
これからも続くMシリーズの展開と、その先に生まれる新たな派生モデルにぜひご期待ください。



