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Aerodynex / Blasted Purple
颯杜のスタイルに合った"戦闘能力の高いチタンモデルの開発を進める一方で、颯杜は同時に奥山に『"シグネチャーモデル"は自分にとって憧れの人が使っているヨーヨーだった。自分のシグネチャーモデルも多くの人に使ってもらうために、比較的買いやすい安価なモデルも作りたい。』と提案し続けていました。
世界大会へ向けて"戦える機体"の制作を最優先していたmowl開発チームは、チタンでの方向性を定めた後、颯杜の意向を尊重し、これとほぼ同時期に最低限の大会スペックを備えながらも気楽に遊べるモノメタル版 Aerodynexの開発をスタートしました。
モノメタルの1stプロトタイプは製品としても申し分ない性能でした。
ある程度の回転力と軽快さを残しつつ、素直な操作感と心地良いフィーリングが表現されています。
単にチタンの廉価版モデルではなく、颯杜本人が予選や準決勝の練習においてこのモノメタルで構成を通していたほど高い性能も維持しています。
回転力と耐久性の向上を図り、少し幅を狭くしたモノメタルの2ndプロトタイプも制作しましたが、現物の幅が想像以上に狭く耐久性も回転力も変わらなかった為、1stプロトタイプを製品化に採用することで決定しました。
外で遊ぶ用にも、練習用にも、大会用にも使える幅広い選択肢を持ったモノメタルヨーヨーです。
Aerodynex - エアロディネックス -
Color: Blasted Purple
Diameter(直径): 55.9 mm
Width(横幅): 47.2 mm
Weight(重量): 65.7 grams
深みのある色合いで、シンプルな色合いとなっておりますが非常に魅力的に仕上がりました。ブラスト加工により、表面が均一で美しく仕上がっており質感をお楽しみいただけます。
アートワークを担当したKALON DESIGN STUDIOよりコメントを頂いております。
"先ずは颯杜、シグネチャーモデル発売おめでとうございます。長い時間をかけて制作してきた作品がようやく日の目を浴びると思うと、とてもワクワクしています。
Aerodynexは、颯杜自身の競技に挑む姿や、奥山さんがハヤトのために尽力する姿を見ていて『いい作品を早く作ってあげたい!』という思いが一際強いプロジェクトでした。
結果として時間はかかりましたが、最高の作品が仕上がったことをとても嬉しく思っています。
<制作の経緯>
颯杜が使用していたモノメタルヨーヨー mowl Nocturnalを継承したアートワークで進捗することは割と早い段階で決まっていました。
同じモノメタルの中でNocturnalとの差別化を図るために颯杜にヒアリングを行う中で、『Nocturnalって夜行性って意味だと思うんですけど… 僕めっちゃ朝型なんですよね…』と言われたのがやけに刺さり、Aerodynexのロゴは太陽メインのロゴで進捗することを決定、颯杜のパワフルで攻めたスタイルを力強い表情の太陽で描きました。
Aerodynexはフェイス面にアクセル突起部分があり、この部分にアートワークを大きく左右されるいわゆる”デザイナー泣かせ”プロダクト。今回もかなり微修正を行いました。太陽の鼻の部分に中心を合わせ、左側が小さな月の形になっています。これは、Nocturnalの面影を残すためです。
外周は太陽の表面に発生する”プロミネンス”をイメージして制作しました。颯杜にふさわしい力強い作品が完成しました。
Hayato Itani - 井谷 颯杜 -
生年月日:2003/6/2
出身地: 静岡県浜松市出身 名古屋育ち
Play Style: 1A - Single Hand -
2016年 ハイパーヨーヨーをきっかけにヨーヨーをはじめ、当時よく遊びに行っていた名古屋のヨーヨーショップ NESTで初めて生の競技ヨーヨーを見て感銘を受ける。
2017年 CJ(中部地区大会)のビギナー部門で優勝、その時の感覚が忘れられず競技ヨーヨーの世界に深くのめり込んでいく。
2022年SJ(九州地区大会)で3位入賞、同年のJN(全国大会)準決勝1位通過を経て、2022年6月にmowl Ambassadorに正式加入。
2023年 JN準決勝1位通過、世界大会は激戦の1A部門において決勝12位の結果を残し、現在は2024年の世界大会を見据えた準備と、"カッコいいヨーヨー"を普及するための練習会やイベントの開催、自身のブログの配信など積極的に活動を行っている。